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腰越まちづくり市民懇話会の会長を務める 檜本 利夫さん 津西在住 73歳

掲載号:2018年2月16日号

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「腰越の魅力多くの人に」

 ○……1997年に発足し、神戸川の清掃やフリーマーケットなどのイベント企画を通じた地域おこしに取り組んできた「腰越まちづくり市民懇話会」。その会長を昨年4月から務めている。同会ではこのほど、地域に点在する道祖神・庚申塔に案内板を設置した。会員が3年にわたる調査の末に作り上げたもので「これを生かして地域住民や子どもたちを対象としたツアーなども開催できたら」と意気込む。

 ○…出身は兵庫県。中学を出て香川県の詫間電波高等学校へと進み、卒業後は船舶通信士として海運会社に就職。大型貨物船に乗り込んで、北米や東南アジア、オーストラリアなど世界中を巡った。「同僚も若い連中が多く、空き時間に麻雀をしたりしてね。楽しかった」と振り返る。その一方で「航海中は見渡す限り海ばかりの風景。今のようにインターネットもないから情報もないし、だんだん耐えられなくなって」と5年で内勤へと変わった。

 ○…自然のある場所で子育てがしたい、と社宅があった藤沢から腰越へと移り住んだのは37年前。その後、妻が41歳の若さで他界し、二男一女を男手一本で育てた。朝ご飯と弁当を作ってから都内のオフィスへと出勤する慌ただしい日々を送ったが「大変だったけれど、ほかの父親よりは子どもたちと関わる時間を多く持てたんじゃないかな」と穏やかな微笑みを見せる。

 〇…15年前、知人に誘われて「まち懇」に入会した。「家と会社の往復だけだったのが、一気にまちのことが分かるようになって、生活に幅ができました」という。古くからの漁師町だけに活動を通じて漁師の知り合いも増えた。「最初はちょっと怖い人たちかな、と思っていたけれどみんな気さくないい人ばかり」と笑う。「海もあれば山もある。こんなにいい場所はない」という腰越は、今や「第二の故郷」。現在は町内会の役員も務めるなど、その活性化に力を尽くしている。

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