鎌倉版 掲載号:2018年3月9日号
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「全ての人に可能性がある」 金澤さん母娘が講演

文化

笑顔で語る泰子さん(左)と翔子さん
笑顔で語る泰子さん(左)と翔子さん
 鎌倉ロータリークラブ(中込仁志会長)は2月27日、ダウン症の書家として知られる金澤翔子さんと母の泰子さんを招いて講演会を開催した。

 これは同クラブが、毎週開催している例会の「卓話」に二人を招いたもの。この日は会員らを前に、2年前から始めたという翔子さんの一人暮らしについて対談形式で講演した。

 現在、実家から10分ほどの部屋に一人で住むという翔子さん。その様子について泰子さんは「商店街の人ともすっかり顔なじみとなり『翔子さんが来てくれて街が明るくなった』と言われることも。また以前は全く興味を持たなかったお金についての理解が深まって銀行口座を作るなど、急に頭が良くなったようだ」と笑いを交えながら語った。

 そして「一人暮らしなど無理と思っていたが、むしろストップをかけているのは私の方だった。書家になるとは夢にも思わなかったが、様々な可能性を示すことができたことが彼女の一番の偉業だと思っている」と振り返った。

 翔子さんが生まれ、ダウン症だと告げられた日「私は日本で一番悲しい母親だ」と日記に書いたというエピソードを明かした泰子さん。「30年たった今、私は世界一幸せな母親だということができる」と話し「翔子は世俗に対する欲がなく、ただみんなに喜んでもらいたいという気持ちだけがある。今、多くの子どもたちが社会にうまく適応できないことに苦しんでいるが、その枠組みをとってしまえば全ての人が大成功できる。親はそのことを信じて、尊重してあげてほしい」と呼びかけた。

 中込会長は「二人から深いメッセージを受け取り、いかにつまらないことに自分の心が縛られているかについて、改めて考えることができた」と振り返っていた。

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