鎌倉市はこのほど、オリックス(株)と協定を結び外国人観光客向けの観光情報提供サービスを開始した。専用のプレートにスマートフォンをかざすだけで、多言語による情報が入手できるもので、市は「ニーズを見極めながらプレートの設置箇所を増やしていきたい」とする。
鎌倉をはじめ全国26の観光地(4月18日現在)で始まったこの取り組み。各自治体などと連携して収集した観光拠点や飲食店、宿泊施設といった情報をオリックスが一元化し、日本語のほか英語、中国語、韓国語に翻訳して提供する。
現在、NFC(双方向近距離通信)技術を組み込んだプレートが市総合観光案内所に設置されており、観光客はスマホをかざすかQRコードを読み取ることで、専用のウェブサイトにアクセスできる。
スマホの設定を自動で認識し、利用者の言語で情報を表示するほか、在日中の留学生や旅行者らの「口コミ」情報を閲覧できることも特徴だ。
市は「料理の感想や外国語が話せるスタッフがいる施設など、生の声が表示されることが大きな利点」と語る。
今後はニーズを分析しながら対応言語やプレートの設置箇所を増やすほか、AR(拡張現実)技術を活用し、実際の風景にスマホをかざすだけで情報が手に入る仕組みなども導入予定。市は「多くの人に活用してもらい消費拡大を目指したい」としている。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|