2020年東京五輪や今年から始まる国際大会に合わせて世界中から鎌倉を訪れるセーリング選手に、ホームステイ先を提供しようという取り組みが七里ガ浜で始まっている。地元の有志が進めているもので、すでに複数の選手らの滞在が決定。関係者は「選手との交流も進め、五輪をより記憶に残る大会にしたい」と意気込む。
取り組みを行っているのは、七里ガ浜在住の市民有志が今年1月に結成した「七里ガ浜アスリート国際交流プログラム実行委員会」。現在、約20人が所属している。
東京五輪・パラリンピック大会を控え、今年9月のワールドカップを皮切りに江の島では相次いでセーリングの国際大会が開催される。
それに伴い、多くの海外チームが江の島で練習を行っているが、その際、課題となるのが宿泊場所という。長期の滞在が必要となるため、ホテルより安価なホームステイを希望する選手・関係者が多い一方で、受け入れ態勢の整備は進んでいないのが現状だ。
そこで同団体では「七里ガ浜で選手を受け入れよう」とホストファミリーを募集するとともに、海外チームとのマッチングをスタートさせた。
7月14日現在、カナダとフィンランドの選手2人とフランス人選手の両親の計4人が七里ガ浜でのホームステイを決めたほか、ドイツの選手ら十数人が滞在を希望しているという。
受け入れ先増が課題
今後の課題は選手を受け入れる「ホストファミリー」を増やすことだ。現在の登録数は7組に止まっており、同団体では「最低でもあと5組はほしい」とする。
14日には七里ガ浜自治会館で、3回目となる説明会を開催。ゲストとして、稲村ガ崎在住でアテネ五輪のセーリング競技で銅メダルを獲得した関一人さんが登場し、自身の海外でのホームステイ体験などを語った。
この日来場した約30人のうち10人ほどが登録に興味を示したといい、同団体では「引き続き募集していきたい」と話している。詳細は【メール】athexchange.7@gmail.comまたは同団体のフェイスブックページで。
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