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鎌倉版 公開:2019年2月15日 エリアトップへ

グロリア少年合唱団 7年ぶりの海外遠征へ 3月10日に壮行演奏会

文化

公開:2019年2月15日

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本番に向けて練習に励む団員
本番に向けて練習に励む団員

 今年で創立60周年を迎える「グロリア少年合唱団」(松村努団長)が3月25日から、10日間の海外演奏旅行に出発する。7年ぶり6回目となる今回はイタリア・アッシジの世界遺産「聖フランチェスコ聖堂」など、30年前の1回目の旅行で訪れた思い出の地で伝統の歌声を響かせる。3月10日(日)には本拠地・カトリック雪ノ下教会で壮行会を兼ねた「聖堂演奏会」を開き、海外で演奏する2曲を披露する。

 同団は1959年の設立以来、教会音楽を通じた少年の情操教育を目的に活動。2歳から高校生まで約70人の男子団員が所属し、変声後も低音パートとして団を支える。本格的宗教曲を男子のみの四声合唱で歌う少年合唱団は、国内で唯一という。「天使の歌声」とも称される合唱に魅せられ、県外から入団する人も少なくない。団員のリーダー・総班長を務める藤嶋和音さん(高2)は両親に勧められ、小1で入団。綾瀬市から毎週練習に通う。「当時はご褒美につられてでしたが、今では歌うことが楽しい」と笑顔を見せる。

格式ある聖堂で

 30年前から5〜6年ごとに海外演奏旅行を行っており、今回は7年ぶり6回目。過去にはイタリア・ローマ法王の謁見演奏やパリ・ノートルダム寺院での特例のミサ奉仕など、貴重な経験を重ねてきた。「世界遺産を舞台にオーケストラつきで歌えるのは本当に貴重な経験」と話すのは、OBでテノール歌手の小嶋陽太さん(24)。音楽の道に進む団員も少なくないそうで、小嶋さんも宗教曲をさらに学びたいと東京芸術大学に進学。現在は、指導者として後輩を育成する。

 今回、披露するのはモーツァルトのミサ曲ハ長調KV・317とヴィヴァルディのグロリアニ長調RV・528の2曲だ。両曲とも演奏時間は約30分。低学年の団員には、ラテン語の発音をカタカナで表記した楽譜を用意し、情景を解説するなどしながら練習を行ってきたという。

 「家でも練習しているけれど、海外は初めてで緊張する」と話すのは藤巻薫君(小2)。現地には小2から高校生までの団員41人に、OBや指導者、オーケストラ、スタッフら総勢約100人で向かうが、保護者は帯同せず先輩団員が指揮し、自立心を育てるのが習わしだ。

雪ノ下でも披露

 演奏旅行で歌う2曲は3月10日(日)に、カトリック雪ノ下教会での「聖堂演奏会」でも披露される。午後6時開演。チケットは2500円(全席自由)。未就学児は不可。予約は松村さん【電話】045・825・0522、または団ホームページへ。

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