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鎌倉版 公開:2019年4月19日 エリアトップへ

3月24日に開かれた柔道ブレーメンジュニア国際大会男子90kg級で優勝した 長嶋 勇斗さん 今泉出身 18歳

公開:2019年4月19日

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不屈の精神で掴んだ世界

 ○…先月、ドイツ・ブレーメンで行われた国際大会に出場し、90kg級の頂点に立った。鎌倉出身の選手としては初の快挙。「高校最後の大会で結果を残したかった。今まで1位になんてなれなかったから、うれしいというより勝ち切ったという安心感でホッとしている」

 ○…今泉生まれ。6歳の時、家族と焼肉店に行ったところ、たまたま横浜市にある朝飛道場関係者と席が隣合わせに。幼いながら行儀よく食事する姿に「うちにこないか」と誘われたのが柔道との出合いとなった。今泉小、岩瀬中と進んだが、中学までは県大会1回戦負けの無名の選手だった。高校は、東海大学付属甲府高校に進学。技術の高さには定評があったが、1、2年時はインターハイ初戦敗退。悔しさをバネに大型トラックのタイヤをひっくり返す練習や夕食に卵かけご飯を丼3杯食べるなど肉体改造に努め、82kgだった体重を3年には93kgまで増やした。すると持ち前の高い技術に力が加わったことで、才能が開花。インターハイで準優勝、U21の強化選手にも選ばれ、一気にその名を全国に轟かせた。

 ○…得意技は内股。積極的に前に出るスタイルが持ち味だ。「負けてたまるかと強い気持ちを切らさずに柔道に取り組んできたから成長できた」と振り返り、「ここまで続けてこられたのは家族が応援してくれたおかげ」と感謝の言葉を口にする。

 ○…今月、早稲田大学に入学。現在は西東京市にある柔道部寮で暮らす。「自分より強い選手もたくさんいて刺激になる」。週6日、組手以外にも体幹トレーニングなど、日々鍛錬を積む。「目標は五輪優勝。そのためには、高校インターハイ決勝で負けた村尾三四郎選手(東海大)に勝って、A強化選手に選ばれるようこれからも成長していきたい」と世界を見据える。

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