鎌倉市は5月3日(金)から5日(日)までの3日間、江ノ電鎌倉駅西口改札で観光シーズンにおける沿線住民の移動円滑化を目的とした社会実験を行う。今回は住民からの要望を反映し、駅構内への優先入場の対象と期間を拡大したという。
この社会実験は、2017年に始まり、今年で3年目。期間中は駅構外まで乗車待ちの列が発生していた場合でも、市が事前に発行する「江ノ電沿線住民等証明書」を江ノ電鎌倉駅西口改札で提示することで、列に並ばずに駅構内に入場することができる(構内では乗車列の最後尾に並ぶ)。
午前10時から午後4時までで、駅構外まで列が発生していない場合は、通常通り入場する。
昨年は18分短縮
昨年の実験では、4日午前11時ごろから乗車待ちの行列が発生し、最大約100メートルの列ができた。実際に証明書を利用したのは、発行枚数の6%にあたる85人だった。最も混雑していた時間帯では優先入場により、待ち時間が最大18分短縮されたという。
市によると、昨年証明書発行者を対象に行ったアンケートでは、8割近くが「有意義」「どちらかといえば有意義」としていた一方、「期間を拡大してほしい」といった声もあった。さらに、対象外の地域の住民からは「対象地域を増やしてほしい」という要望も寄せられたという。
今回はこれらの意見を踏まえ、江ノ島電鉄(株)と協議し、混雑が予想される3日間を選定。対象となる地域には御成町、笹目町、由比ガ浜1〜4丁目を加えたという。
あすまで証明書発行
証明書が発行されるのは表の地域に在住、在勤、在学の人。発行期間はあす4月27日(土)まで。
発行場所は26日(金)が江ノ電鎌倉駅構内と鎌倉市役所本庁舎2階交通政策課(午前9時から午後7時まで)、27日は鎌倉市役所第3分庁舎講堂(午前9時から午後5時まで)。申請には、運転免許証や健康保険証、社員証、学生証などの持参が必要。代理申請も可。
詳細は、市交通政策課【電話】0467・61・3658へ。
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