清泉女学院(市内城廻)の中高音楽部が5月1日から4日までラトビア共和国で開かれた「国際合唱コンペティション RIGA SINGS」で総合グランプリを獲得し、11カ国31団体の頂点に立った。
同校音楽部が海外大会に出場するのは4回目。2016年にはオーストリアの「国際合唱フェスティバル」でグランプリを受賞するなど好成績を収めており、現役生たちは「いつか私たちも世界の舞台に立ちたい」と日々練習に励んできた。
日本からは同部のみが出場した今大会。会場の広さに慣れるため、本番前にはフィンランドのヘルシンキやエストニア共和国のタリンなど、4つの教会に足を運び、響き方を確認したという。
大会では8カテゴリー中、ユース部門、宗教曲部門、民族音楽部門の3つにエントリー。民族音楽部門では、沖縄のエイサーを取り入れた踊りのほか、太鼓や三線を演奏しながら歌う姿に、会場を訪れた外国人から大きな歓声が上がり、全部門で1位に輝いた。
各部門を制した8団体が出場するグランドコンペティションでは「純度の高い美しい声とチームワークの良さ」が審査員から高い評価を受け、総合グランプリを獲得。顧問の佐藤美紀子さんは「音楽を楽しみながら、世界に日本文化をPRできた」と部員をたたえた。
松尾市長を表敬訪問
5月27日には、佐藤顧問と竹元彩乃部長、久村杏副部長、ソプラノパートリーダーの卯月伽弥さんが鎌倉市役所を訪れ、松尾崇市長に総合グランプリの受賞報告を行った。
竹元部長は「初めての海外大会で不安だったけれど、会場はすごい盛り上がりで、歌を通じてみんなと友達になれたような気がした。3年生は今回の大会で引退するので、最後が楽しい大会になって良かった」とうれしそうに話した。
同校音楽部は、11月3日(日)に開催される鎌倉市制80周年記念式典で歌声を披露する予定。
![]() 浴衣を着て歌った優勝アンコール
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