県立大船フラワーセンター(岡本)では現在、ハナショウブが見ごろを迎え、連日多くの来園者でにぎわいを見せている。
ハナショウブは元々、日本各地に自生する「ノハナショウブ」の花の色や形などを改良して誕生した園芸種。同園で栽培している品種群「大船系」は、明治末から昭和初期にかけて、大船地区にあった農事試験場で品種改良されたもので、海外輸出を目的に作られたことから、さまざまな土地の気候に適応できるという。
そのほか江戸系や肥後系、伊勢系など、園内には白や紫、黄色に色付いた約120品種、1300株のハナショウブが咲き誇る。初夏を告げる花々が見られるこの時季には、毎年足を運ぶ常連も多く、カメラを手に熱心に撮影する人の姿も。
寺分在住の79歳男性は「鮮やかなこの景色は圧巻。花一つひとつに表情がある」と話していた。
ハナショウブは6月末ごろまで見られる予定。
開園時間は午前9時から午後5時まで。第2、第4月曜休園。入園料は20歳以上400円、学生・20歳未満200円、高校生・65歳以上150円、中学生以下無料。問い合わせは同園【電話】0467・46・2188へ。
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