9月の「世界アルツハイマー月間」に合わせ、「認知症になっても安心して暮らせる町を創ろう!」と銘打ったプロジェクトが実施される。世界アルツハイマーデー(9月21日)を中心に、市内各地で様々なイベントを開催。主催者は「認知症に関する正しい情報を発信し、地域でサポートできる体制を作りたい」と話す。
清掃・演奏でPR
このプロジェクトをPRしようと9月14日、認知症の人と中高生による清掃活動が大船ルミネ2階通路で行われた。
当日は認知症当事者2人とその家族、鎌倉学園インターアクト部の生徒9人が、通路の柱を磨いたほかイベントを告知するポケットティッシュを道行く人に配布した。
終了後には若年性アルツハイマー病の当事者である近藤英男さんと介護事業所を運営する稲田秀樹さんによるユニット「ヒデ2」が、「あの素晴らしい愛をもう一度」などを歌った。参加した志水恒太さんは「楽しそうにギターを弾く近藤さんを見て、認知症だからと決めつけずに接したいと思った」と話していた。
図書館特設コーナー
鎌倉市内5つの図書館では、認知症の本人や家族、地域に役立つ本を集約し「認知症にやさしい本棚」を開設中。
詳細は市中央図書館【電話】0467・25・2611ほか各図書館へ。
大船観音ライトアップ
大船観音が9月21日(土)から27日(金)まで、認知症啓発支援のテーマカラーであるオレンジ色にライトアップされる。午後6時から8時。
医師による講演会
「みんなで考えよう!身近な認知症」と題した講演会が9月25日(水)、深沢学習センターホールで開催される。午後1時30分から3時30分まで。講師は湘南いなほクリニックの内門大丈医師。
問い合わせ、申し込みは市市民健康課【電話】0467・61・3977へ。
当事者のアート展
認知症の人が制作した作品の展示と小物の販売が9月27日(金)から29日(日)まで、カフェ「茶るら」(大船2の20の38)貸しスペースで開催される。午前10時から午後4時。
今泉台を拠点に、アート制作や社会貢献を通じた機能回復を目指すデイサービス施設「ワーキングデイわかば」や「ケアサロンさくら」に通う認知症当事者らによる絵画や陶芸作品などが並ぶ。
問い合わせはワーキングデイわかば【電話】0467・40・4210へ。
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