インフルエンザが早くも流行の兆しをみせている。鎌倉保健福祉事務所管内では、流行開始の目安となる定点当たりの報告数1を昨季より2カ月早い10月中旬に観測。また市内の小学校では学級・学年閉鎖が3件報告されている。
神奈川県感染症情報センターの感染症発生情報によると、鎌倉市・逗子市・葉山町を所管する鎌倉保健所管内では昨季、第50週(12月10〜16日)に初めて、流行開始の目安となる定点当たりの報告数1を超える2・80を観測した。
今季は第42週(10月14〜20日)ですでに1・20を観測。第43週(10月21
〜27日)には3・30と増加傾向にある。
また10月15日には大船小学校で、インフルエンザによる学級閉鎖が今季初めて報告され、5年1組を学級閉鎖、1年は学年閉鎖の措置をとった。
続いて10月28日には第二小学校で、1年を学年閉鎖。さらに11月5日にも3年2組と4年2組を学級閉鎖した。
昨季初めての学級閉鎖は12月17日に御成小学校で実施され、今季は2カ月早い報告となった。
市担当者は「例年より早いインフルエンザの流行は全国的な傾向。一部報道ではラグビーW杯などで、訪日外国人が増えたことが原因とも言われているが、はっきりとしたことは分からない。マスクの着用や手洗い、うがい、十分な水分補給をするなど、自己管理を徹底してほしい」と注意を促している。
市は来年1月31日までに市指定の医療機関で、インフルエンザの予防接種をした65歳以上の人と心臓・腎臓・呼吸器などの障害者手帳1級程度を持つ60歳から64歳までの人を対象に、自己負担1700円で受けられる助成を行っている。
(問)市保健福祉部市民健康課健康づくり担当【電話】0467・61・3942
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