昨年11月に自主返納した金子良夫さん(86歳・雪ノ下在住)は、「年とともに視力が悪くなり、また高齢者による交通事故のニュースが流れるたびに、息子が私の運転を心配していたから」ときっかけを話します。
運転歴は46年。「返納する前に下田まで、妻と最後のドライブをした。でも、帰りは眠くなってしまって。体力の衰えを改めて実感し、返納する踏ん切りもついた」と振り返ります。
現在は電動自転車を主に使い、快適に過ごしているという金子さん。20年以上乗った1975年製の真っ赤なミニクーパーは処分せず、自宅のガレージに保管。「家族との思い出を忘れないためにね」と微笑みます。
「返納したことに後悔はないと言うと嘘になるが、事故で他人をケガさせ、たくさんの人に迷惑をかけるよりよっぽどいい」と話していました。
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