4、5月に市内で排出された家庭系ごみが、昨年の同時期と比べて約1割増えたことが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大による生活スタイルの変化が、そのままごみの排出に現れたかたちだ。
4、5月に排出された家庭系ごみ(燃やすごみ、燃えないごみ、カン・ビン、ペットボトル、紙類など)は合計で3473トン。昨年の同時期に比べて9・94%(314トン)増加した。同じく家具類や布団、自転車などの粗大ごみと引っ越しなどに際に大量に出る臨時ごみを合わせた持ち込みごみも24・8%(62トン)増えたことが分かった。こうした状況を受けて市は、臨時ごみの受け入れを、5月11日から6月7日まで一時中止していた。
一方で事業系ゴミは31・46%(488トン)の大幅な減少となり、家庭系・事業系を合わせると前年の同時期比で2・26%(112トン)の減少となった。
コロナ禍による「巣ごもり生活」で、自宅で食事を取る機会が増えたことや自宅を清掃する人が増えた一方で、緊急事態宣言の発令により飲食店が休業に追い込まれたことが影響した。
市ごみ減量対策課は「6月に入って家庭系の増加と事業系の減少の割合は、それぞれ落ち着きつつある。ただ例年とは大きな隔たりがあり、このまま戻っていくのかは分からない。今後も動向を注視していきたい」と話す。
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