鮮やかなブルーのアジサイを使って描かれた「アリガトウ」の文字。湘南鎌倉総合病院(岡本、篠崎伸明院長)前にこのほど、縦2メートル、幅10メートルの花文字が登場して話題となっている=写真。
これはクルーズ船の患者受け入れをはじめ、神奈川県が設ける中等症患者用仮設専門病床(180床)の運営を受託するなど、新型コロナウイルス治療に最前線で当たる同病院の医療従事者に対して「感謝を示したい」と、市内で活動する防犯・防災ボランティア団体・鎌倉ガーディアンズ(大津定博代表)が企画したもの。
土台となるべニア板は米澤工務店(今泉)が、植物を植える土は龍宝寺(植木)が、そして約1000鉢のアジサイと日日草は鎌倉生花商組合が提供。制作作業は、ガーディアンズのメンバーと病院に隣接する鎌倉グランマークスの住民が行った。
6月29日には完成を祝うセレモニーが行われ、篠崎院長は「本当に感激し、改めて病院が地域の皆さんに支えられていることを実感した。幸い院内感染を起こすこともなく、患者の治療を行うことができている。第1波は収束に向かっているが、今後は第2波に備え、正面からコロナに立ち向かいたい」とあいさつ。
大津代表は「家族との時間など、自分の人生の大切なものを犠牲にしながら治療に当たっている医療従事者の皆さんの背中を、少しでも押すことができたら」と話していた。
花文字は7月5日(日)午後には撤去される予定。
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