鎌倉市観光協会(大森道明会長)は、今年で62回目を迎える鎌倉薪能を、「無観客によるオンライン無料配信」で実施する、と発表した。
鎌倉薪能は1959(昭和34)年に第1回が行われ、薪能としては奈良や京都に次ぐ歴史を有する。鎌倉を代表する催しの一つとして知られている。
しかし今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「通常通りの開催は困難」と判断。「無観客・オンライン無料配信」を決定した。
10月9日(金)に鎌倉宮拝殿を舞台に金春流能楽師が「天下泰平・国土安穏」を願う素謡「翁」、昔ばなしでもおなじみの羽衣伝説を題材とした仕舞「羽衣」、世阿弥の娘婿である57世宗家・金春禅竹の作と伝わる仕舞「鍾馗」を奉納。その様子が15日(木)正午から、動画サイト「ユーチューブ」で配信される。
当日、会場での観覧は不可。
同協会の大津定博専務理事は「コロナ禍の厳しい状況ですが、能の継承と鎌倉薪能の存続のため、新たな取り組みとして開催します。この機会に一人でも多くの方に配信を楽しんでもらいたい」と話している。
詳細は同協会ホームページまたは【電話】0467・23・3050へ。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|