県政報告vol.5 大河「鎌倉殿の13人」契機に観光振興を 一般質問行う 立憲民主党・民権クラブ神奈川県議会議員飯野まさたけ
私は9月17日、開会中の県議会定例会において一般質問を行いました。
北条義時を主人公としたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が2022年に放送されます。地元への経済効果は数十億円から100億円とも言われ、コロナ禍で大きな打撃を受ける県内の観光地から、大きな期待が寄せられています。県としてどの様な取り組みを進めるのか、質しました。
知事は「13人の家臣団ゆかりの地は鎌倉だけでなく横須賀や三浦、真鶴、湯河原にも広がっている。これまで知られてこなかった地域の魅力を再発見してもらうためのプロモーションを展開したい」と答弁。私は鎌倉・県内自治体に効果がしっかりと及ぶように、広域的な取り組みを要望しました。このやりとりはヤフーニュース(神奈川新聞カナロコ引用)にてご覧いただけます。
伝統工芸の支援を
「鎌倉彫」をはじめとする伝統的工芸品産業は以前から需要の減少や後継者難という危機に瀕していましたが、コロナ禍でさらに厳しい状況に陥っています。その振興策について質しました。
県は県内工場で作られた製品の割引を県負担で行う「県内工業製品購入促進事業」への登録促進、「地元かながわ再発見」推進事業や「GO TOトラベル」をきっかけとした需要回復策、デザイナーなど専門家と共同で新たな商品開発を進める、と答弁しました。
私は「30年、40年後を見据えた実効性のある支援」を要望しました。
海岸施設の整備
坂ノ下地区では3年前の台風21号で高波による浸水被害を受けました。さらに沿岸部では大地震による津波の危険性もあります。またひとたび津波が発生すると、河川を遡上する危険もあります。護岸などの海岸保全施設の整備をどの様に進めるのか質しました。
県は今年度から護岸周辺の測量や地質調査に着手。来年度以降、海岸保全施設の具体の構造等について検討を進め、これらを踏まえて河川の遡上対策として、堤防のかさ上げや河口部での水門設置など、具体的な対策工法を絞り込んでいきたい、としました。引き続き、鎌倉の防災・減災に取り組んで参ります。
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