県政報告【7】 インフル・コロナ同時流行に備えを 神奈川県議会議員 永田まりな
10月6日に1800億円を超える補正予算を審議する神奈川県予算委員会が開かれ、私はその中で約1380億円を占める「医療体制の維持と感染拡大防止対策」について質疑をさせていただきました。
特にこれからインフルエンザが流行し、発熱患者が多数出た場合、発熱の原因が新型コロナウイルスとインフルエンザいずれかによるものか分からないため医療機関に患者が殺到し、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大時と同様、医療崩壊が起こりかねないという問題意識の下、知事をはじめとする県当局と議論を交わしました。質問は・国の対応について・ワクチンの接種体制について・検査体制について・受診体制についてを確認し、これまで医療難民を出さずに済んできた「神奈川モデル」の堅持について、・病床の確保数・宿泊療養施設に臨時の医療機関としての活用について・病床拡大について・医療関係者のメンタルケアについて・モニタリング指標についてを議論しました。
特に新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行時に備えた検査件数の拡充についてはこれまでのピーク時の陽性率である6%を基準に試算しているため、真の最悪のケースを想定した確保に対する考え方の問題提起をいたしました。また質疑の中で県と理化学研究所が共同開発した新型コロナを迅速に検出できる技術「スマートアンプ法」を活用した検査機器については県下の医療機関18台の発注があったことが明らかになりました(うち12台が6日の予算委員会時点で納入済)。
インフルエンザ流行の時期を目の前にし、これまで経験のなかった事態を想定しての取り組みが続きます。私も鎌倉市の現状、市民の皆様の声、事業者の皆様の声を県へと届け、形になるよう尽力してまいります。
予算委員会の永田の質疑の全容は10月19日午後6時40分頃からTVKにて放送予定です。
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