「アルファベットカード」の製作、放課後かまくらっ子への配布を目指す 菅原 朝美さん 藤沢市在住 42歳
英語は臆せずかっこよく
○…英語の発音を学ぶアルファベットカードを製作し、市内の小学生のために寄贈したいとクラウドファンディングに挑戦している。特徴的なのはカードに印字されたカタカナ。Aは「ェア」、Fは「フッ」と、実際の発音に近い「音」が書かれている。「短時間、単発の学習でも『英語ができた』『かっこよく言えた』と自信が持てるはず」
○…横浜市出身。幼稚園の頃、英語が堪能な園長の下で学ぶ楽しさを感じ、その後は地元の英会話教室へ。高校時代には短期留学を経験。短大の英文科に進み、卒業後は貿易会社で船舶のオペレーションや営業等を担当。「東南アジアや中東の人とやり取りする中で、気付いたのは皆、発音や文法は決して完璧ではないこと。日本人は完璧な英語を目指しすぎて自信が持てないのかも」
○…高校生と中学生の2児の母。出産を機に退職し、10年以上家事育児に専念していたが、「これから人生まだまだ長いから、何かできることを」と考えた時、思い浮かんだのはやはり「英語」だった。指導者免許を取り、8年前、手広の公会堂で親子向け教室を始め、昨年1月には、湘南深沢駅そばにRAINBOW KIDS SCHOOLを開校。放課後かまくらっ子の講師としても、大船小や小坂小の児童らとコロナ禍でもオンラインや校庭での指導を担った。
○…大切にしてきたのは子どもの英語力だけでなく「自己肯定感」を高めること。自身も長期の海外生活はないが「発音や英会話スキルには自信がある。昔、諦めた夢もあるけれど今が幸せ」とキッパリ。「失敗したらとか完璧にできないからと恐れずにまずは『伝える』ことが大事。間違えたとしても自信を持って言った方がかっこいいよね」とほほ笑んだ。