神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2021年4月30日 エリアトップへ

海中ふわり花のよう 「ナデシコクラゲ」国内初展示

社会

公開:2021年4月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
唇が花のように見える「ナデシコクラゲ」(新江ノ島水族館提供)
唇が花のように見える「ナデシコクラゲ」(新江ノ島水族館提供)

 新江ノ島水族館で4月6日から深海に生息する「ナデシコクラゲ」の展示が始まった。北里大学海洋生命科学部=相模原市=の研究グループが採取したもので、国内展示は初という。

 展示しているクラゲは傘の大きさが1・5〜2cmほど。ピンク色がかった体が特徴で、学名は「イアレリア・パープレア」。唇部分がナデシコの花のように見えることからナデシコクラゲ(仮称)と命名した。現在5個体を展示している。

 同館によると、発見したのは同大三宅裕志准教授らの研究グループ。2012年3月に東日本大震災で被災した岩手県山田町沖で、海洋ごみが生態系に与える影響を調査したところ、水深1127mに沈んだ空き缶を発見。付着していたクラゲの赤ちゃん「ポリプ」をプランクトンを与えて育てたところ、クラゲに成長し、遺伝子解析で日本では発見されていないナデシコクラゲであることが分かった。

 三宅准教授はナデシコクラゲの研究について「ごみが深海の生態系に影響を与えていることが分かった。また飼育が難しいクラゲの生活環境が分かり、一般にも見てもらえる。”一石三鳥”の価値がある」と話した。

鎌倉版のローカルニュース最新6

県優勝で悔しさ晴らす

県優勝で悔しさ晴らす

鎌倉ラグビースクール

3月28日

極楽寺駅前でマルシェ

大学生と江ノ電コラボ

極楽寺駅前でマルシェ

30日・31日

3月27日

エコパークで自然体験

エコパークで自然体験

年間参加者を募集

3月26日

鎌倉カメラクラブ約100点の写真展示

4月3〜7日

鎌倉カメラクラブ約100点の写真展示

きらら鎌倉で

3月24日

ハンドベル演奏会

ハンドベル演奏会

入場無料 演奏体験も

3月23日

平和願う千羽鶴を募集

神奈川県

平和願う千羽鶴を募集

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook