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4月1日付で新江ノ島水族館の館長に就任した 崎山(さきやま) 直夫(ただお)さん 藤沢市在住 52歳

掲載号:2021年5月14日号

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海の今、生き物通じ伝え

 ○…旧江ノ島水族館時代から、辣腕を振るい、現在の礎を築き上げた堀由紀子名誉館長の姿を見てきた。だから思う。「同じ肩書を拝命する大変な重責」。「えのすい」の愛称で親しまれ、年間160万人が訪れる名門水族館の館長に就任した。飼育員経験のある生え抜きとしては、先代に続く2人目の抜擢だ。

 ○…生物や標本を展示するだけでなく、海洋生物の宝庫である相模湾と太平洋の今を如実に伝える。遊びながら学ぶことができる「エデュテインメント(教育と娯楽を掛け合わせた造語)型」が代々変わらない信条だ。近年ではJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)と協力し、日本初となる深海生物の長期飼育法に関する共同研究を行うほか、水中ドローンを活用した水生生物の採取などにも力を注ぐ。「楽しくてためになり、夢が持てる場。そのための真摯な生物研究。名誉館長や初代館長が掲げた理念を大事にしつつ、時代のニーズに応えていきたい」

 ○…原体験は小学生のとき。映画「ジョーズ」を観てあまりの恐ろしさから映画館を飛び出した。「しばらくは海に近づくこともできなかった」と笑う。だが同時に小さな好奇心が芽吹いた。目の前の海にも未知の世界が広がっている。一体どんな生き物がいるんだろう―。次第に釣り竿を片手に海に出かけるのが楽しみになった。

 ○…「海洋生物を知ってもらうことで、あすの自分たちを考えてもらうこと」。水族館の役割を問われこう返した。地球温暖化が叫ばれ久しいが、海の中では生態系が元来と様変わりするなど変化は顕著だ。持続可能性は世界が向き合う課題でもある。「目の前にある海の今を伝えていく。それは水族館が果たすべき役割の一つだと思う」

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