7月27日〜8月3日の8日間に発表された鎌倉市内の新型コロナウイルス陽性判明者は、10歳未満から80代の男女180人で、累計1278人となった。
180人のうち、172人が軽症、8人が無症状。陽性者と接触があったのは4割にあたる72人だった。
3度目の宣言発令
国は8月2日、神奈川県に3度目の「緊急事態宣言」を発令した。期間は8月31日(火)まで。
これを受けて同日、松尾崇市長は新型コロナに関するメッセージを発表。その中で、7月の新規陽性者は347人で過去最多だった今年1月の255人を大きく上回っていること、347人のうち50歳以下が9割以上だったことを示した。
また、人口10万人あたりの1週間の陽性者数は7月31日時点で約85人で県内市町の中で2番目に高いことを挙げ、「憂慮すべき事態が続いている。基本的な感染防止対策を徹底し、人の流れを抑え、人と人との接触機会を減らすことが事態の打開につながる」として、不要不急の外出自粛、県をまたぐ移動を控えるよう呼びかけた。
飲食店や塾でクラスター発生
鎌倉市は7月28日から8月3日までに市立学校に通う児童・生徒、教職員、合計14人の感染が判明したと発表した。
内訳は、10歳未満の男性が1人、10歳未満の女性が1人、10代男性が5人、10代女性が5人、20代女性(市内在住)が1人、40代女性(市外在住)が1人。
また、29日と2日に市職員合計4人(いずれも市外在住)の感染が判明したと発表した。
市民に濃厚接触者はおらず、感染可能期間に接触した職員は自宅待機としている。施設等はすでに消毒済み。
市では、鎌倉保健福祉事務所管内の飲食店や学習塾でクラスターが発生したことに加え、感染力が強いデルタ株の流行も感染者急増の背景にあるとみている。
25・1%が2回接種
市によれば、31日時点での1回目の総接種回数は5万4316回で、市民約17万2千人(65歳以上含む)の31・6%が接種済み。また市民の25・1%が2回目の接種を完了した=左下表。
市では、基礎疾患を有する12歳未満の人と同居する家族、また妊娠13週以上の妊婦を対象とした先行予約のための事前申請を受け付けている。
8月7日(土)までにe-kanagawa電子申請での申し込みが必要。接種の先行予約は10日(火)から開始。予約には、市から届くクーポン券が必要。16歳未満でまだ手元にない人は、10日以降に発送予定のクーポン券が届き次第、予約が可能。詳細は市ホームページへ。
(8月3日起稿)
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