鎌倉版 掲載号:2021年8月13日号 エリアトップへ

全国高等学校将棋選手権大会の女子個人戦で準優勝した 中澤 秀佳さん 清泉女学院高校1年

掲載号:2021年8月13日号

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「歩」の精神でコツコツ

 ○…和歌山県で7月31日から2日間にわたって開催された全国大会で2位に輝いた。エントリー選手84人の中を順当に勝ち進み、迎えた決勝戦。過去2度の対局で1勝1敗のライバル同士で争った。「終盤に『飛車』を取れる場面を見逃してしまった。相手は同い年。優勝できた試合だった」。運命を分けた一手に悔しさを滲ませる。

 ○…初めて将棋に触れたのは小学3年生の頃。「ドッジボールでよく突き指していたから」と習っていたピアノを辞め、ふと兄の本棚にあった『将棋のひみつ』という学習漫画を手にした。読むだけでは満足できず、横須賀市の「横須賀・按針将棋サロン(おもしろかん按針)」の門を叩いた。おっとりした雰囲気とは裏腹に「究極の負けず嫌い」。最善の手を探る難しさと真摯に向き合い、1年後には大人たちを負かすまでに上達。中学では全国3位の成績を収めるなどメキメキと力をつけていった。

 ○…城廻の清泉女学院高校に通い、生物部に所属。中学時代に理数系の思考力を競う「科学の甲子園ジュニア大会」に県代表として出場経験もある頭脳派だ。将来の夢は「医者になること」。生まれつき心臓に疾患があり、1歳になる前に手術を経験。「今も元気でいられるのは医学のおかげ。同じ境遇にある子どもたちを救いたい」

 ○…休日は将棋クラブで5〜6時間ほど対局。自宅でも詰め将棋や棋譜並べを欠かさず、戦略の引き出しを増やす。現在は4段。憧れの人という西山朋佳女流三冠の手から逆転の発想を研究。自身を将棋の駒に例えると「歩」と答える。「一歩一歩着実に進み、成れば『と金』になるように経験がものをいう世界。もっと頑張らないと」。地道な努力を厭わず、さらなる高みを目指す。

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