市政報告vol.12 利用団体の意向を再議で踏みにじる 鎌倉市議会議員 岡田かずのり
3月25日の鎌倉市議会臨時議会で、市長提案の再議に付した議会議案第12号に対する会派「鎌倉アップデートチャレンジ」の討論です。
3月18日の議決の通り決することに賛成の立場から、討論に参加いたします。
令和4年(2022年)2月定例会の3月18日、鎌倉市議会最終本会議において「議会議案第12号 鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」鎌倉市議会は13対11の票差で可決しました。一方、昨年の12月議会においては「鎌倉市生涯学習センター条例の一部を改正する条例について」は、13対12の票差で理事者(※)側提案の条例は鎌倉市議会で可決されていました。この間、鎌倉市生涯学習センターなどを利用する団体からは、開館時間の変更や利用区分について十分な説明を受けていなかったし、拙速な改定については今一度立ち止まり十分な説明をし、利用団体の意向等を勘案した施策展開が望まれていました。
鎌倉市生涯学習センターの利用については、昨年12月議会や今年2月議会においても僅差の可決であったことから、十分に市民意見を聞きながら市民の活用に供すことが行政の考え方の元にあってしかるべきでした。今年2月定例会最終本会議において可決した議会議案第12号については可決した条例につき、今般、地方自治法第175条の再議規定により議会において出席議員の3分の2以上の者の同意がなければならないと、可決のハードルを一気に上げる行政の姿勢は市民が活用する社会教育施設の運営管理において度が過ぎていると考えます。
とはいえ、理事者(※)が再議を行使してきている事実から、それに対する市民団体の再考の陳情もあり、ここは理事者におかれては今一度立ち止まり考えるべきと考えますが、理事者において譲る意思がない強硬姿勢では、2月議会における議会議案第12号に鎌倉アップデートチャレンジの会派は、前回同様に会派として賛成するものであります。
※理事者とは市長のこと
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