藤沢市で4月23、24日に開催された「第30回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」で、佐助在住の瀬戸たまさん(17)=横浜国際高校3年=が優勝した。5月6日には松尾崇市長を訪問し、結果を報告した。
太極拳は、技の正確さと美しさを競う競技。同大会では、種目や年齢に応じて男女計38種目が実施され、約500人が出場した。瀬戸さんは、主に高校生が出場した女子太極拳の部で優勝を果たした。また、出場した全選手の中から、男女各1人ずつが選ばれる最優秀選手賞にも輝いた。「大会の中止が続き大変だったが、結果を残すことができ、とてもうれしい」と振り返った。
同大会は、新型コロナの影響で3年ぶりの開催。前回大会で瀬戸さんは、主に中学生が出場する部門で2種目に出場し、結果は1位と4位だった。
もともと空手とカンフーを習っていた瀬戸さんが、太極拳と出会ったのは小学5年生の時。元アジアチャンピオンの内田愛さんの演武を動画で視聴し魅了された。それ以来、横浜市金沢区の「日本太極拳友会AUTS内田愛ジュニア太極拳教室」で、動作の基本練習や跳躍などのトレーニングを続けてきた。同教室には後輩も多く在籍しており、「頑張れば1位になれることを見せたかった」。
現在は、全日本強化指定選手になり、都内での週3回の練習で、技術を磨いている。「大会の中止が相次ぐなかで、強化選手と一緒に練習できたことが刺激になり、成長につながっている」と自己分析する。
市長を訪問
瀬戸さんは6日に市役所を訪れ、松尾市長に優勝を報告。2018年にも表敬訪問しており、市長は「すごく成長しましたね。努力したんですね」と瀬戸さんを称え、「日本一で勇気や元気をもらいました。市民の誇りです」と激励した。
瀬戸さんは今後、7月に開催される全日本武術太極拳選手権大会に出場予定。29歳以下の選手が対象となり、ジュニア大会よりもライバルが増える大会で表彰台を狙う。また、年齢枠が現時点で未定ではあるが、18歳の参加が認められた場合は、12月の世界ジュニア武術選手権大会への出場も見据えている。
![]() 松尾市長を表敬訪問
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