鎌倉市消防本部は6月に開催された「第47回神奈川県消防救助技術大会」に出場し、「ロープ応用登はん」の種目に出場した田村拓海さん(32)と高橋浩太郎さん(32)が第1位の成績を収めた。8月26日(金)に東京都で開催される全国大会に、鎌倉から5回連続の出場を決めた。全国大会の模様は、動画サイトでライブ配信される。
「ロープ応用登はん」は、ロープを上る登はん者と補助者が2人1組となり、高さ15メートルの到達点までの速さと安全性で競われる。登はん者の腕力だけでなく、補助者との呼吸がポイントとなる同種目。県大会では、2位のチームと0・1秒差の9・2秒のタイムをたたき出し、第1位となった。
補助者を務めた高橋さんは、「気持ちよく上がってもらえるように心がけた」と話し、登はん者の田村さんは「本気で取り組んだことが結果につながった」とお互いを称え合った。
田村さんと高橋さんは同い年で同期。田村さんは「お互い言いたいことを言い合えるのが強み」と語る。訓練の様子は動画で撮影し、その都度話し合い「回数よりも質」を意識。訓練では県大会より好タイムを出しており、全国大会では8秒台前半を視野に入れる。
2度目の制覇狙う高橋さん
補助者を務める高橋さんは、3年前の全国大会にも出場。水平に張られたロープを往復する「ロープブリッジ渡過」の種目で全国最速タイムを記録し、今回の全国大会で「2種目めの日本一」が期待される。高橋さんは、「市の代表として鎌倉をアピールしたい」と語りつつ、「大会を通じて培った体力と精神力で、安全と安心を提供したい」と意気込む。
全国大会の模様は、主催者がユーチューブでライブ配信する。午前9時から配信開始で、同種目は午後1時26分〜2時53分を予定。詳しくは、同大会HP【URL】https://rescue-meet2022.tokyo/。
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