「鎌倉彫コンペティション2023」が3月18〜22日に鎌倉芸術館で開催され、御成町在住の奴田伸宏さん(53)が鎌倉彫大賞を受賞した。
これまで鎌倉彫創作展として開催してきた同コンペは、今回10年ぶりにプロに加えてアマチュアからの作品も募集。約250点の応募があった。
最も評価の高かった奴田さんの作品名は、「薔薇花弁八角重ね鉢」。八角形の鉢を5つ制作し、それぞれの寸法を少しずつ変えて、重ねたときにバラの花びらに見えるように仕上げた。また高さが均一で、外して使っても統一感があり、隙間に指を引っかけることで取り出しやすい仕様になっている。
奴田さんは、1996年に鎌倉彫鎌陽洞に入門。2000年に初出品した鎌倉彫創作展で入賞を逃した悔しさをバネに制作を続け、同展ではこれまで大賞を3回獲得。19年には全国伝統的工芸品公募展で2番目の評価となる経済産業大臣賞を受賞した。「今回の受賞は励みになり創作意欲も湧いてくる。より一層頑張りたい」と語った。
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