鎌倉市とソフトバンクは3月4日、ICT(情報通信技術)を活用した交通手段や働き方などの課題解決に関する包括協定を締結した。自家用車以外の交通移動サービス提供や、自宅や出先など職場以外の場所や時間にとらわれない働き方「テレワーク」の導入など、6つの取り組みを推進する。
具体的な内容として交通に関しては、市内の交通状況データを収集・分析し、交通の便が悪いエリアを対象にサービス向上を図っていく。テレワークでは、同社がシェアオフィスの活用支援を検討。教育振興では、人型ロボット「Pepper」を使用した小中学生向けのプログラミング教育も視野に入れているという。
市では課長級以上の職員を対象に、今月末からテレワークを導入するが、以前から進められてきた取り組みで、今回の協定締結と直接は関係ないという。
「教育や働き方などが多様化する中、官民連携は必要不可欠。最先端技術を使い、地域ニーズを把握し、活性化につなげていければ」と松尾市長。協定書にサインした同社の永田稔雄執行役員は「次世代ICTの基盤を築き、市が目指すまちづくりを支援していきたい」と話した。
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