神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2018年5月11日 エリアトップへ

鎌倉警察署の新署長に就任した 宮村 栄さん 雪ノ下在住 59歳

公開:2018年5月11日

  • X
  • LINE
  • hatena

人と古都守る熱意を胸に

 ○…3月19日付で第81代鎌倉警察署署長に着任した。署長職は田浦署に続いて2度目。現在は署員約160人と一丸となり、住民や多数の観光客の安全・安心のため日々奮闘している。「歴史と伝統の街『古都鎌倉』で勤務できることを光栄に思う。流鏑馬や花火大会など、たくさんの人が集まる行事が多いので、これまでの経験を生かして警備を万全にしていきたい」と意気込みを語る。

 ○…横浜市生まれ。幼いころから母親が防犯活動に取り組んでいたほか、「自宅が警察官立ち寄り所で、治安を守る仕事を身近に感じていた」。大学卒業後、大手自動車メーカーの営業職に就くが「地域全体の役に立ちたい」と、23歳で警察官に転職。多摩、津久井などの警察署を経験し、機動隊として鶴岡八幡宮の初詣警備にも従事した。いまでも忘れられない体験は、沖縄サミットでの大規模警備。「島内に、全国のパトカーが走っていたのがとても印象深い。要人の宿泊施設などでの40日間におよぶ任務が無事に終わったとき、大きな達成感があった」

 ○…読書が趣味で、特に藤沢周平や葉室麟の時代小説がお気に入り。「過去の人々の生き様には、いまに通じる教えがあるからね」。歴史への興味は尽きず、着任後は、週末になると市内の神社仏閣を巡る。「街に古くから宿る物語を知るほど、鎌倉への愛着が深まっていく。この地を守る者の一人として、これからも学び続けたい」

 ○…今後の課題は、特に「振り込め詐欺の抑止」と強調する。管内での発生件数は昨年比で増加傾向にあり、「被害者はお金を失うだけでなく、身内にも責められて、辛い思いをしているのでは」と話す。「困っている人を救いたい」。入職以来続くその熱意が、いまでも職務の原動力だ。

鎌倉版の人物風土記最新6

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

田原 充さん

「鎌倉市障害者二千人雇用センター」のセンター長を務める

田原 充さん

腰越在住 50歳

3月15日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook