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茅ヶ崎版 公開:2011年1月1日 エリアトップへ

2011年 新春対談―服部信明茅ヶ崎市長に聞く 自然・人・街が輝く街づくりを 将来を見据えた施策に重点

公開:2011年1月1日

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新年度に向け意欲を見せる服部市長
新年度に向け意欲を見せる服部市長

 本紙では年頭の特別企画として、服部信明茅ヶ崎市長と対談を行い、街づくりにおける将来への展望や抱負を語ってもらった。

(聞き手 茅ヶ崎編集室・小室裕司)

─あけましておめでとうございます。まずは昨年を振り返っていかがでしたか。

 昨年は茅ヶ崎にゆかりのある方々が、一昨年に続き様々な分野で活躍をされた年だったと思います。

 宇宙飛行士野口聡一さんが日本人最長となる163日間宇宙に滞在し、また、加山雄三さんが、芸能生活50周年を迎え、6人目となる茅ヶ崎市民栄誉賞をお贈りしました。その姿は子どもたちをはじめ多くの市民の皆様も夢と希望を与えられたのではないでしょうか。

─市長就任から2期目を終えようとしていますが、4年間を総括してください。


 4年前の市長選挙の際に、掲げた『茅ヶ崎魅力アッププラン』『安全・安心なまちづくり』『次世代を担う子どもを健やかに育む』をはじめ、6つの重点施策34事項と、行政の経営手法の7つの改善28事項を位置づけその実現に向け取り組んでまいりました。平成20年秋からの経済情勢の悪化の影響で、本市においても税収が減収し同時に生活保護関係費用等の増加という厳しい財政状況にみまわれました。こうした中でも市民の皆様の様々な活動やご理解、ご協力をいただきながら必要とされる事業は着実に推進することができたと判断しております。『茅ヶ崎魅力アッププラン』に掲げた62事項も46の事項については、概ね目標の達成ができたと考えています。

 また、茅ヶ崎の地域資源を活かした取り組みも、多くの市民団体等のお力をお借りしながら見える型で進行してきていると思います。

─来年度からスタートを切る「茅ヶ崎市総合計画」は、街づくりを進める中で重要な指針となります。

 超高齢化が進展する中、本市も平成32年には人口減少時代へと移行する事が予測されます。

 そうした中で20年後の茅ヶ崎を展開し今後10年間で総合的かつ計画的にまちづくりを進める指針となる、新たな総合計画が4月からスタートします。

 将来の都市像を「海と太陽とみどりの中で ひとが輝き まちが輝く 湘南・茅ヶ崎」とし、20の政策目標と69の施策目標を「基本構想」として定めました。この政策・施策目標の体系に合わせた組織改正を昨年4月に行い、政策・施策ごとに目標となる指標を設定し事業を実施致します。

 昨年1月からは、この「基本構想」を実施するために、平成23〜25年度の3ヶ年で取り組むべき具体的な事業を位置づける「第一次実施計画」の策定作業を進めております。これまで、各分野の計画やプランとの整合を図りながらまとめた素案に対し、地区懇談会等でいただいた意見を踏まえ、最終(案)を作成し11月よりパブリックコメントを実施しました。現在、その結果の反映作業を進めており、平成23年度の当初予算(案)とあわせ「総合計画第一次実施計画」を決定します。

─市役所本庁舎の再整備計画については、「建て替え」と「耐震補強」とで様々な議論がなされています。


 市では、世界経済の悪化による本市の財政状況などへの影響を考慮し、19年度に策定した、「公共施設整備・再編計画」の見直しを行うこととしました。あわせて、市役所本庁舎の耐震診断を実施したところ、平成3年度に実施した耐震診断結果と比較して極めて低い結果となりました。

 この耐震診断結果を受け、「市役所本庁舎緊急対策」を実施するとともに、本庁舎の耐震化対策について専門家の方々にも参画いただき多角的な視点から検討を進めてまいりました。

 その結果、例えばポイントとなっている事業費で比較すると、耐震補強工法(20年後に建て替えが必要)で約38・5〜50億円(設備更新費、設計費等含む)、建て替えで約64億〜72億円(設計費・外構費、解体費等を含む)となっています。耐震改修が10億円前後の費用で済むのであればそちらを選択することも考えられますが、総合的な判断から建て替えが望ましいと考えています。

地域色を活かした学校誕生

市内19番目の小学校「汐見台小」今春開校へ

−今年4月、新たに「汐見台小学校」が開校しますね。

 茅ヶ崎市内に待望の19番目の小学校が誕生することになります。

 地域の皆様と児童の皆さんは、期待と夢を膨らませていることでしょう。私も新しい学校に4月から登校する児童の皆さんの笑顔が待ち遠しくてたまりません。

 汐見台小学校の学校施設の特徴といたしましては、環境に配慮した造りとなっています。太陽光発電や屋上栽培園など、環境に関する学習にも活用してほしいと思っています。

 また、汐見台小学校は海に近い学校です。その特色である資源を活かした教育活動を展開していってほしいと思います。

−最後に、市民に向けてメッセージをお願いします。


 平成23年度は、厳しい財政状況のもとで、第一次実施計画のスタートの年として、これまで以上に重点課題に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  市民の皆様、事業者の方、そして行政が一体感を持ってまちづくりを進めていくための、大事な年と考えておりますので、これまで以上にご理解とご協力をお願いいたします。

 本年も、市民の皆様一人ひとりにとって素晴らしい年となりますよう祈念いたしまして、新春のメッセージとさせていただきます。

−ありがとうございました。

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3つの教室(1学年分)がつながる特徴を持つ汐見台小の教室

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