中学生の「税についての作文」で神奈川県納税貯蓄組合連合会会長賞を受賞した 末武 桃乃さん 鶴が台在住 14歳
税を知り、未来を考える
○…国税庁と全国納税貯蓄組合連合会の共催で行われた「税についての作文」。「幸せな未来」と「納税」というテーマで神奈川県納税貯蓄組合連合会会長賞を受賞した。応募総数763編(市内13校)の中から選出。「これがきっかけで、税金についてより詳しく学ぶことができました。おまけにこんなに素晴らしい賞まで頂けて、うれしいです」と笑顔で喜びを語る。
○…「夏休みに税金か人権についての作文を書くという課題が出されたんです。父が消防士で給料が税金によって賄われていることから、もともと税には興味があったんです。だから迷わず選びました」と振り返る。授業で配布された資料をもとに、内容は「義務教育に使われている税金について」と「高等学校の無償化」に決めて、書き上げた。「教科書はすべて税金で賄われていることを知りました。すべては私たちの未来のためにです。その恩返しとして大人になったら、子どもたちを大切に育てる必要があります」と力強く語る。
○…鶴が台中学校の3年生。好きな教科は英語だという。「小さい頃から英会話教室に通っていて、その影響ですかね。将来は英語を使った仕事がしたいです」。昨夏までは卓球部に所属。部長を務め、2年の秋には茅ヶ崎市大会で準優勝して、県大会出場も果たした。また現在はクラスでも学級委員として、まとめ役も担っている。「クラスメイトや部員がみんなで助けてくれたんです。私は何もしていませんから」と、はにかみながら控えめに話す。
○…「中学校生活はあと少しですが、卒業式は感動するいいものにしたいです。私が1年生の時の先輩たちの式が素晴らしかったので、私たちも思い出に残るものにします」と残されたイベントを楽しみにしている。「人見知りな性格なので、高校へ行ったら、まずは友達作りから始めようと思います。卓球も続けたいですね」。その目はすでに未来を見据えていた。
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