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茅ヶ崎版 公開:2011年2月18日 エリアトップへ

(社)神奈川県映画教育協会 全ての人にバリアフリー映画を 県内10ヵ所で上映会 来月10日には茅ヶ崎でも

教育

公開:2011年2月18日

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完成したDVDを手にする松戸理事長(茅ヶ崎館で)
完成したDVDを手にする松戸理事長(茅ヶ崎館で)

 茅ヶ崎で設立した(社)神奈川県映画教育協会(横浜市神奈川区・松戸誠理事長)が今年度事業として取り組んできたバリアフリー化DVDが完成。今月19日(土)の伊勢原市を皮切りに、県内10ヵ所で映画上映会を開く。

 40年以上にわたり、小中学校を中心に映画会を開いてきた同協会。1962年に(社)光南教育映画協会という名で事業を開始し、活動の拡大、充実を目指し、現在の名称に変更した。

 設立当初から協会を支えてきたのが35年間にわたって茅ヶ崎市内の小中学校で巡回映写技師を務めていた武部志郎氏だ。武部氏は理事長を務め、会の事業推進の中心人物として市内外で精力的に活動を続けてきたが、一昨年に逝去。生前から親交の深かった松戸氏が理事長を引き継いだ。

 松戸氏は今年度、これまでの事業に加え、新たにバリアフリー化推進事業に着手。これは字幕のほかに、視覚障害者も映画が楽しめる音声ガイド(状況説明を加えた鑑賞補助ツール)を付けたいわゆるバリアフリー化DVDを作成しようというもの。活弁士の父を持ち、自身が無声映画に携わる環境を活かし、新たな音声ガイドづくりに目を向けた。

 「これまで無機質な音声ガイドが多かった中で活弁の技術を応用した完成度の高い作品を制作したかった」と松戸氏。日本財団の助成を受け、「十五少年漂流記」「もも子」「5等になりたい」のアニメ作品がバリアフリー映画として生まれ変わった。「収益を上げるというよりは一人でも多くの方にバリアフリー映画を見てほしいですね」

 この思いの実現を目指し、全国の公共機関や施設などにDVD3000本を寄贈予定。これと同時に県内10ヵ所で完成披露上映会も実施する。松戸氏はこれらの活動を足がかりに「バリアフリー化した映画が増える一つのきっかけになれば」と願う。上映会は今月19日の伊勢原市民文化会館を始め、県内各所で開催。茅ヶ崎市内では3月10日(木)午後2時から茅ヶ崎市民文化会館で「もも子」の上映を行う(全席自由1000円)。全会場とも障害者と小学生以下は無料となる。

 問合せは同協会【電話】045(534)7360まで。
 

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