「別冊少年マガジン2月号」で漫画家デビューした 佐藤 達郎さん 文教大学4年 22歳
すべての読者に喜びを
○…さきごろ発売した講談社「別冊少年マガジン2月号」に「シスメン」が掲載された。ペンネームsugaとして漫画家デビューした文教大学の4年生。3姉妹がラーメン店を運営するというストーリーになっている。「正直ラッキーでした。数多く描いている作品の一部ですが自信を持って出したいと思っていたのでうれしいです」と喜びを語る。
○…「深夜2時に携帯が鳴ったんです。直感ですがこれは掲載の話だと思いました」と笑顔で振り返る。「絵を描くことが好きだったので、漫画でも描いてみるかと」と思ったことがきっかけ。大学2年から描き始めたが一年間は苦悩の連続。原稿を描いては出版社に送る作業を繰り返していたが、なかなか目には留まらなかった。しかし3年時に転機が訪れる。「18作目のものが僕の担当になってくれた人の目に留まってくれて。このときすでに次の作品を描いていたんですけどね」とはにかむ。
○…大学では情報学部に在籍。所属しているゼミには個性的なメンバーが集まっているという。「いつかはキャラクターとして登場させたいです」。また音楽にも興味があり暇があれば好きな曲をギターで熱心に練習するという。「マンガでもそうなんですが、オンとオフの切り替えが大事だと思うんです。大好きなギターを弾いてると時間を忘れていますね」。
○…「寝れなくなるぐらい悩みました」と一度は一般企業へ就職することも考えた。しかし「やるからには命を賭けてやりなさい」という両親の後押しもあり今後は漫画家として生きていくことを決意。「まずは連載させてもらえるような一人前の漫画家になりたい」と今後の目標を語る。「支えてくれている人たちへの感謝を忘れず、すべての読者に喜んでもらえるものを描きます。その中で自分も満足できたらベストです」。その目はすでに次のステップを見据えていた。
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