柳庵の心配りを後世に 子孫が市に版画寄贈
茅ヶ崎ゆかりの藤間柳庵の版画を子孫の藤間雄蔵さんが市に寄贈した。2月17日には寄贈式が茅ヶ崎市役所で行われた。
藤間柳庵は1801年に生まれ、柳島村の名主として公務を務めた。家業の回船業では観音丸などを所有し、北は仙台から南は瀬戸内海などまで活躍した。また当時の著名な書家、秦星池から学んだ書は自身が記した「家脈弔祭記」「雨窓雑書」「太平年表録」などにその見事な筆跡が残されている。
当日は柳庵の5代後の孫にあたる藤間さんら6人が参加。柳庵が村と人々の安全を考えて作成した「家内安全・火乃用心」(絵文字)と記された版画を寄贈。文字は伝統技法である「宝尽くし」をかたどった絵文字で書かれている。
藤間さんは「これはなんだろうと興味を持ってくれたらうれしい」と話していた。また服部市長は「柳島を起点に発展してきた柳庵を街の宝として市民の皆さんに知ってもらいたい」と感謝していた。
版画は春の火災予防運動の開催に合わせて市役所仮設庁舎で3月1日(火)から展示される。
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21日午後から交通規制4月19日 |
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