シネマテーク茅ヶ崎 湘南の映画遺産を後世に 第1回は木下恵介監督の「笛吹川」
日本映画の黄金期を築いた湘南の映画人に焦点を当てた「湘南映画上映会」が2年のスパンをかけて開催されようとしている。
企画を仕掛けたのは、小和田公民館を拠点に、映画上映を開いているシネマテーク茅ヶ崎の福田浩三代表だ。これまで映画文化の復興を目的に「世界映画史に残る名作鑑賞会」を実施。チャップリンやキートンなど、中々観る機会のない無声映画を積極的に取り上げてきた。福田代表は「毎回平均して40人くらいの来場でしたが、若い女性なども映画を観て感激して帰ったり。新しい発見もありました」と振り返る。
今回手掛けるのはシネマテークの第2弾企画。茅ヶ崎の大嶺俊順監督の協力を得ながら“ファンが喜ぶ映画会”を追求してきた。「湘南は松竹が大船に撮影所があった関係で監督をはじめ、俳優、スタッフなどゆかりの方が多く住んでいられました。本番では本人や関係者の生のトークも予定しております。湘南の映画文化の奥深さを再発見してほしい」と福田代表。毎回、上映会とセットでゲストを招き、講演を行う。作品はもちろん、映画の余韻を楽しむのも狙いのひとつだ。
第1回は今月5日(土)午後2時から茅ヶ崎市立図書館第1会議室で、辻堂に住んでいた木下恵介監督の「笛吹川」(1960年・松竹)を上映。講演には、製作した脇田茂さん(茅ヶ崎)と大嶺さん(聞き手)がトークを繰り広げ、木下監督の魅力や逸話を披露する。入場無料、先着60人。
問合せは【電話】0467(86)6751福田さん
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