重点地域の自然を再調査 茅ヶ崎市が来年度 柳谷や汐見台などコア地区9箇所を予定
茅ヶ崎市は来年度事業で山間部や海岸部など、市内の自然環境を再調査する。市民ボランティアらの協力を得て実施する今回の調査は、平成17年度に発表された「自然環境評価マップ」以来の事業となる。
自然環境評価マップは、市内の多様な環境を調査・把握し、自然の保全や再生への基礎となるデータを発表したもの。当時は市内全域を76地区に分割し、その地域にいる生物や自然環境の評価を行っている。
今回の調査は、同評価マップで特に重要とされた7エリア「柳谷(やなぎやと)」、「行谷(なめがや)」、「清水谷(しみずやと)」、「長谷(ながやと)」、「赤羽根十三図(あかばねじゅうさんず)」、「平太夫新田(へいだゆうしんでん)」、「柳島(やなぎしま)」に加え、同エリアと同等の評価となっていた「城之腰(じょうのこし)」、「汐見台(しおみだい)」を加えた9エリアで実施される見通し。
市都市部景観みどり課は「前回の結果で判明した重要地域は絶滅危惧種なども含め、生物多様性が高い場所。調査から5年経過し、様子も変わってきているので、再調査の必要が生じた」と話している。
既に調査は一部開始されている。市民ボランティアや識者が該当地区を“ローラー作戦”でくまなく調べあげていくこの作業は来年度かけて実施。集約されたデータは一般公表の予定はないが、どのような生物種を守っていく必要があるかなど、地域データの根拠として活用されるという。
自然環境評価マップ(H17年度)
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