聖地で魅せた東北魂 東北高校2年・茶谷良太さん
第83回選抜高等学校野球大会に東北高校(宮城県)の三塁手として浜須賀中出身の茶谷良太さん(2年)が出場した。
小学1年から市内の三ヶ丘ブルースターズで野球を始め、5年の秋からは3番・ショートで中軸を担い、チームを牽引した。「あの頃からセンス抜群でパワーもありました。ここぞという時によく打ってくれたんですよ」と当時指導した大西要監督は目を細める。根っからの野球好きでグラウンドに出ると常にプレーを楽しむオーラが出ていたという。「野球だけに集中する子でした。とにかく優しい性格で例えるならケンカをしたらやられる方でしたね。みんなからも好かれていましたよ」
東日本大震災で同校も被災。母・真知子さんもしばらく連絡が取れず震災翌日の早朝の電話で無事を確認した。「大丈夫だから心配しないで」という一言で電話は切れ、その後の情報源はテレビの報道のみだった。1日2食、現地でのボランティア活動と様々な情報が入るが、良太さんは「俺はしっかり食べれてるから大丈夫」といつも通りに振舞っていたという。
3月28日に行われた大垣日大戦には5番・サードで先発出場。試合には敗れたが第4打席でライト前ヒットを放ち、聖地で東北魂をみせた。
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21日午後から交通規制4月19日 |
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