神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2011年5月13日 エリアトップへ

福祉アドバイザーとして活動する 小林 喜美子さん 茅ヶ崎市在住 61歳

公開:2011年5月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

「天職」の魅力 次世代に

 ○…5月12日は看護の日と定められ、近代看護の創始者ナイチンゲールの誕生日でもある。自身も40年間看護、介護の道を渡り歩いてきたエキスパートの一人。昨年には県看護賞も受賞。今年2月に介護老人保健施設湘南わかば苑(藤沢市)を辞してからは、その経験を後世に伝えようと福祉アドバイザーとして講習会などを行っている。

 ○…高校時代に従兄弟がスモン病になり、叔母が大変そうにしている様子を目の当たりにして、看護の道を歩みだした。患者が元気になって帰っていく姿に喜びを感じ、看護師という仕事を「天職」と思えるまでになった。だが、体力的にもハードな現場で夜勤もある。22歳で結婚し、25歳、29歳の時に子どもも出産した。「昔は産前産後6週間しか休まなかったんですよ」。仕事はもちろん、家事も育児も満遍なくこなした。だが、「全く苦痛に感じなかった。それが当たり前だと思ってたんですよ。家族をはじめ、周りの友人知人の協力があってこそですけどね」。その柔らかな表情からは過酷な仕事に携わってきたという事実は影をひそめる。あくまでも自然体を貫き通してきた。

 ○…現役時代は休みでも呼び出されることがあり、毎日仕事のことを忘れることはできなかった。「連続ドラマも観なかったですね」。その分、今はキルト作りの教室に通い、お菓子作りや旅行、ゴルフと人生を満喫している。「(現場を離れ)今改めて家事の大変さを実感してるんです」と笑う。

 ○…師長時代から人に教えることに楽しさを感じ、教え子が一人前に成長する姿を見ることが何よりも嬉しかった。それは福祉アドバイザーとなった今も変わらない。高齢化社会が進み、看護・介護不足が問題視される昨今、自身の役割は大きい。「今後この仕事はより必要になると思うんです。相手はモノではなく、人や命。長く続けてもらい、色々なことを現場で体験していってほしいですね」
 

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

大岡越前縁の寺で祭

【Web限定記事】

大岡越前縁の寺で祭 文化茅ヶ崎市

4月20日 「浄見寺まつり」

4月16日~4月20日

茅ヶ崎版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook