農家、市民、行政が協力して震災復興支援を―。
毎週土曜日に茅ヶ崎公園野球場で朝市を開催している農業者グループ「海辺の朝市会」が今月8日、震災復興を目的として市内の遊休農地にサツマイモ苗の植え付けを行った。
今回の取り組みは、同会の三橋清高会長のひらめきから発展したもの。農業者としての被災地支援を漠然と考えていた三橋さん。自分の畑に植えるサツマイモについてカタログを眺めていた時、「サツマイモの栽培地域は福島県あたりが北限だなと。被災地への支援を行うのにこの野菜が使えないかな?自分の畑だけで無くもっと大きな規模で出来ないかな?と考えて、次の瞬間に市役所に電話してました」と笑う三橋さん。遊休農地でサツマイモを栽培し、その収益金を被災地に送りたいと市に相談。数日後には市から萩園にある農地の確保を取り付けた。朝市などで市民に参加を呼びかけ今回の取り組みが実現した。
「色々な面白さを盛り込んで」
植え付け当日は企画に賛同した市民と朝市会のメンバー約20人が参加。約900平方メートルの土地に2000本のサツマイモ苗を植えた。今月下旬に草取りなどを行い、秋ごろに収穫、朝市などで販売する予定。三橋会長は「市内の飲食店とも連携して地産地消や地域経済にも貢献したい。遊休地活用も含め、様々な面白さを集約させた取り組みなので、気張らずに長く続けていきたいですね」と話す。サツマイモの収穫は3tほどを見込んでおり、最終的には20万円ほどを義援金として送る予定だ。
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