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茅ヶ崎版 公開:2011年6月17日 エリアトップへ

被災地支援活動を国内外で行っている 梅原洋陽(ひろあき)さん 香川在住 25歳

公開:2011年6月17日

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風化防ぎ、長い支援を

 ○…テキサスの大学で外国人に日本語を教える傍ら、大学院生として言語学を学び、東日本大震災復興支援のための募金活動やイベント開催を行っている。現在大学の休暇を利用し一時的に日本に滞在中。5月末に被災地の宮城県石巻市に行き、ボランティアに来た外国人の通訳をしながら住宅の清掃作業を行った。しかし未だ手付かずの住宅が数多く、長い支援が必要だと感じた。目にした光景は言葉を失うほど悲惨なもので「自分の活動を通じて、多くの人に行動するきっかけを与えたい」という。

 ○…震災発生当時、アメリカにいる自分が日本と同じ状況でないことに罪悪感さえ感じた。今出来ることを考え、大学で募金活動を開始。当初協力者は自分の生徒数人だけだったが1ヵ月半毎日呼びかけることで、その輪が次第に広がっていった。「日本は世界から愛されている国だ」と強く感じた。またチャリティイベントも開催。「日本的なパフォーマンスを」と仲間からの提案でソーラン節を踊り支援を呼びかけた。一連の活動は現地の新聞に取り上げられ、地域を巻き込む大きな動きとなった。

 ○…茅ヶ崎に生まれ育ち小中高はサッカーに熱中した。大学進学時に新しい世界に飛び込みたいと思い留学を決意。英会話はほとんど出来なかったが、サッカーチームに入り言葉を越えたコミュニケーションを取れたことで道が開けた。海外での人との出会いで、優しさや本当の豊かさを学んだという。「熱く生きることだけが取り柄」。笑顔で誇らしげに話すその人柄はここで培われた。

 ○…海外にいると日常は目まぐるしく変化し、震災の風化が著しいという。だからこそ「支援の手を休めてはいけない。それぞれの出来る行動をするのが大切」と訴える。7月10日には茅ヶ崎ヘッドランドビーチ前でソーラン節を踊り募金活動を呼びかける予定。持ち前の熱意と行動力で国内外で支援を続けていく。
 

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