文化資料館開館40周年 郷土の宝を後世に 30日(土)から特別展「チガサキコレクション」も
茅ヶ崎の社会教育施設の先駆けとなった「茅ヶ崎市文化資料館」(中海岸2-2-18)が7月で開館40周年を迎えた。旧石器時代から続く郷土茅ヶ崎を語り継ぐ資料館の歴史を辿る。
文化資料館は1971(昭和46)年に開館した。高度成長期真っ只中の時代。文化、歴史、自然…失われゆく”茅ヶ崎の宝”を継承していかなければと、市民有志が寄付した1000万円をきっかけに建設し、誕生した文化施設だ。
地上2階建ての決して大きな館ではないが、これまでに収集したコレクションは約5万点にのぼる。同館の市職員、須藤格さんは「最大のこだわりといえば全てが茅ヶ崎のものということ。自然なども含め、ここに来て茅ヶ崎の歴史を再発見して頂けたら嬉しい」と話す。
開館当初は年間約1万人の来館者を記録。一旦下降気味となったが、生涯学習という言葉が叫ばれ始め再び賑わい、現在は8000人前後で推移しているという。耐震面での不安から、移転、整備が位置づけられている資料館だが、今後も過去と未来をつなぐ”まちの宝”を保存、展示していく。
40周年を記念した特別展「チガサキコレクション」は今月30日(土)から9月4日(日)まで。
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