茅ヶ崎市立病院(本村5─15─1)は、重症患者の治療を行う集中治療室(ICU)を開設する。10月17日(月)から運営を始める予定で、これにより救急搬送の重症患者の受け入れも可能になる。
ICUは重症度の高い患者の容態を24時間体制で管理し、治療を施す場所。茅ヶ崎市内でICUを設置している病院は、湘南東部総合病院(西久保)と茅ヶ崎徳洲会総合病院(幸町)しかなく、市立病院は3ヵ所目となる。
これまでは受け入れ要請があっても、医療機器や体制が整っておらず、市外の大学病院へ搬送しなければいけないケースも多くあった。だが、今回の設置でその数を減らすことが出来る。
市立病院には4床を設置。治療患者は年間300人を見込んでいる。医師は交代制で1人常勤し、専属の看護師は15人おり交代制で治療にあたる。医療レベルは「入院治療を必要とする患者」を受け入れる2次救急。スタッフステーションや器材庫、汚物処理室、医師当直室なども設けており、工事費に1億2285万円、設計管理費に1701万円、医療機器等に8784万円を計上している。
医療機器は血液を浄化する「血液浄化装置」、低体温療法に使用する「体温管理システム」、内視鏡検査・治療を行う「内視鏡システム」、血液中の酸素、二酸化炭素を分析する「血液ガス分析装置」などを導入。「急性機能不全などの重症患者を受け入れることで、市民の安全・安心を守る治療をしていきたい」と同院は話している。
|
<PR>
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>