JAXA(宇宙航空研究開発機構)が先ごろ募集していた人工衛星の愛称募集で、県立茅ヶ崎北陵高校1年の村上貴広さん(藤沢市羽鳥在住)が応募した名称が選出された。村上さんは応募作品が2年連続で採用されている。
今回の募集は、今年度の打ち上げを予定している「第一期水循環変動観測衛星」を対象に行われ、総数2万998件の中から村上さん含め1392人が応募した「しずく」が選ばれた。昨年募集した宇宙ステーション補給機の愛称も自身が応募した「こうのとり」(1万7236人中217人)が採用されている。「『こうのとり』は初めて応募したものが採用されたので、とにかくビックリしてあまり覚えていないんです。今回はそんなことは無かったけど選ばれてやっぱり嬉しかった」と話している。
同校はJAXA所属の宇宙飛行士、野口聡一さんの母校。理科教諭の藤尾健二さんは「宇宙に関わるトピックスは嬉しい出来事。天文学の世界などで活躍する人物に成長してもらえれば」と期待を込める。
小学生の時に「きれいだな」という単純なところから始まった銀河への憧れ。本を読み進めていくうちに宇宙の始まりとされるビッグバンや、宇宙そのものの仕組みなどに興味を持ったという。
現在は天文部の部長を務めている村上さん。偉大な先輩に対しては謙遜するが「(野口さんのような宇宙飛行士というよりも)自分は幅広く宇宙のことを研究する学者になりたいです」と夢を話している。
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