茅ヶ崎市出身で現在自転車ロードレースチームの「レディオシャック」に所属する別府史之選手(28)が11月25日、兄の始さんとともに茅ヶ崎市役所を訪れ、服部信明茅ヶ崎市長に表敬訪問した。
別府選手は今年10月、北京五輪に続き2大会連続となるロンドン五輪日本代表候補として内定。来年1月からはオーストラリアの新チーム「グリーンエッジ・サイクリング」(2年契約)に移籍し、さらなる高みを目指すことに。今回の訪問では市長をはじめ、地元への報告を兼ねて意気込みを語った。
心、体ともに成熟
3・11の震災以降、ツイッターやフェイスブックなどを通して「You are NOT alone〜ひとりじゃない」を個人メッセージとして訴え、国内外のレースに臨んだ。5月には世界三大ツールのひとつ、ジロ・デ・イタリアに初出場し、第10ステージでフーガ賞を獲得。6月には全日本選手権個人タイムトライアル、同ロードレースでそれぞれ優勝するなど、万全の状態をキープしている。今後は新天地でのトレーニングを通して、ロンドンに向けての調整となる。「リベンジという気持ちが強い。前回(北京五輪)と違い色々なものを経験し、フィジカル、メンタルともに成熟している。メダルを狙いたい」と話した。
現在、フランスのボジョレーと茅ヶ崎を行き来する別府選手。帰国中は箱根や丹沢、三浦方面などに向けてトレーニングする機会が多いが「国道134号線で富士山をバックに走るのが最高。(地元に)帰ってくると落ち着く」とも。世界を舞台にした活躍に注目が集まるが「自転車で今後の日本を引っ張っていきたい」と力強く語った。
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