「ともしびポスター・絵本コンテスト」で大賞を受賞した 高波里安(りあん)さん 第一中学校 13歳
思うがままに描く
○…神奈川県社会福祉協議会が主催する「ともしびポスター・絵本コンテスト」絵本の部で、最高位となるともしび大賞知事賞を受賞した。絵本の部には252点の応募があり、昨年の同コンテストでの佳作に続いて、2度目の入賞となった。「あまり深く考えず、自由に描いたので、自分が選ばれるなんてびっくりです。最初は母から結果を聞いたのですが、信じられなくて次の日すぐに美術部の先生に確認しちゃいました」と満面の笑みを浮かべる。
○…「来年はこうしようかなって去年から頭の中では描いていました」。佳作に選ばれた時に、すでに今年もチャレンジすることは決めていた。その思いを胸に秘めながら、夏休みに入ってから制作に取り掛かった。コンクールの規定である8ページの中で、主人公のちはるちゃんが誕生日に母からスケジュール帳をプレゼントされ、その日その日にあった出会いを書き込み、やがて365日すべてが記念日になるというストーリーを描いた。「物語の流れはほとんど決まっていたので、色塗りに1時間半ぐらいかかりましたがあとはすんなり描けました」。
○…幼い頃から絵を描くことがとにかく好きだった。茅ヶ崎市立第一中学校2年生。美術部に所属し、部長を務める。11月には生徒会役員にも選出された。「本音は大好きな部活に明け暮れたかったんですが担任の先生の勧めもあって、やるからにはしっかり頑張ろうって決めました」と意気込む。また休日は所属するフラ・ハラウ「カロケメレメレフラスタジオ」で練習を繰り返し、市内外のイベントにも出演している。「この前はお台場のイベントでも踊ってきましたよ」。
○…「もっとコンクールに作品を出展して、自分が描いた絵をたくさんの人に見てもらいたいです。将来はどんな形でもいいので絵を描いていきたいですね」。この先も留まることなく、新たな目標に向かって描き続けていく。
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