茅ヶ崎市は12月5日から7日にかけて、市内公立小中学校32校の放射線量測定を実施した。市が設定した基準値(0・23マイクロシーベルト※以下、μSv)を超えた箇所は5校あり、いずれも除染作業を行い、放射線量は基準値以下にまで下がったという。
市は11月に放射線量の調査についての取り組みを発表。測定器の導入に合わせ、子どもの集まる公共施設から測定を開始するとしていた。当初の発表では除染を必要とする高放射線量の基準を毎時1・05μSvとしていたが数値を厳しくし0・23μSvまで引き下げていた。
今回の調査は各校舎にある高線量が予想される「雨水側溝」や「植物の根本」などの箇所を重点的に測定した。新基準値を超えたのは西浜小(屋内運動場の落葉だまり※0・49μSv)、西浜中(屋内運動場雨水側溝※0・33μSv)、北陽中(屋内運動場渡り廊下雨どい下※0・36μSv)、円蔵小(屋内運動場雨どい下※0・26μSv)、浜須賀小(給食場雨どい下※0・37μSv)の5つ。
5箇所は汚染された土壌などを取り除いた後に再調査を行い、すべての箇所で基準値を下回ったことが確認された。汚染土壌等はビニール袋と土のうで梱包し、ビニールシートで覆って各校の敷地内に埋めた。市では11月末に行った事前研修時に見つかった側溝土砂の集積場所も4箇所あり、これらの場所も除染作業を実施した。現在は保育園、児童クラブなどを測定し、順次結果を発表していく予定だ。(12月12日起稿)
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