茅ヶ崎市は1月5日から身近な環境での放射能計測を希望する市民らに測定器の貸し出しを開始した。
貸し出している機器は(株)堀場製作所の空間放射線量測定器「PA―1000」10台で、貸出時間は午前9時から午後4時30分までの1日単位。3月までは祝祭日や土日の貸し出しも行っている(4月以降は平日のみ貸し出し)。
サービス開始となった今月5日は市民30人が市役所を訪れ、希望日予約の抽選を行った。初日を含め数日は10台全てが貸し出されたが、それ以外の日は当日申込でのレンタルも可能とのこと。市環境保全課では「千葉や東京で貸し出しに市民が殺到したというニュースを見ていたので多少心配だったが、茅ヶ崎ではそのような状況までは至っていない。現在(1月16日)まで100人ほどが活用しています」と話す。
貸し出し機器を使った放射線測定で市が示した除染基準(地表1cmで毎時0・23μSV(マイクロシーベルト))を超えたという報告はこれまで数件届いているという。
実際に放射線を計測
午前中に環境保全課を訪問し申請書類の提出、免許証での確認など手続きを行い、機器の使用法を教わり測定器を借り受けた。
市内矢畑の編集室がある建物の測定を実施した。建物1階の自転車が置かれた場所(地表1m)は0・05μSV、外にある2箇所の雨どい部分(共に地表1cm)も測定を行ったが0・05、0・06μSVと問題は無かった。市担当者によると体育館など大きな屋根から雨水が集まる場所などで数値が高くなっているという。
機器貸し出しについては同課【電話】0467・82・1111へ
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