茅ヶ崎市は事業者向けのフリーペーパー「Chigasaki Identity(茅ヶ崎アイデンティティ)」を2月29日に発行した。紙面では、市内で事業展開する店舗を紹介しており「新たに事業を始める人の参考になれば」と市は期待している。
この冊子は国の緊急雇用創出事業の一環で、茅ヶ崎ブランドアップ戦略策定業務として発行。市内事業者の取り組みや仕事に対する想い、茅ヶ崎の地を生かした事業展開などについて記載されている。
これまで商業において「茅ヶ崎ブランド」をPRする場合、商品などをクローズアップするケースが多かった。だが、「ブランドを考える中で、商品ではなかなか定着しなかった。今回は視点を変えて消費者の意見を聞くところからスタートしました」と市産業振興課は話している。
昨年6月からこの事業をスタートさせ、「茅ヶ崎らしい業種といえば」「茅ヶ崎らしいライフスタイルとは」などの質問事項を盛り込んだ市民への街頭・WEBアンケートを実施。取材や原稿作成などはランドブレイン株式会社に事業委託して発行に至った。
事業展開の参考書に
紙面に掲載された業種は飲食店や美容室、自転車店など様々。商品の金額は一切記載されておらず、経営者のこだわりや茅ヶ崎の魅力、そこから派生する経営戦略等が綴られている。同課は「これから事業を始める方に参考にしてもらい、自分なりのやり方を見出してもらいたい。また、既存の方にも茅ヶ崎らしさをもう一度再認識してほしいですね」と語っている。
冊子は40ページで、1000部発行。同課や茅ヶ崎商工会議所、一般社団法人茅ヶ崎市観光協会などに配布されている。また、3月15日(木)まで紙面の付属アンケートを行っており、今後の取り組みに生かしていくという。「茅ヶ崎は他市に比べ、若い創業者の方は増えています。商売の面白さや意識向上を訴えかけることで、これからも市としては後方支援していきたい」と話していた。
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>