待機児童 定員増やすも解消せず 保育園不足が原因
2012年4月1日時点の神奈川県全体の待機児童数が6月8日、神奈川県から発表された。
県全体の待機児童数は、前年度比1056人減の2039人。最も減らしたのは横浜市で、前年度比792人減の179人だった。
茅ヶ崎市の待機児童数は、前年度比5人増の180人。県で4番目に多い地域となった。
茅ヶ崎市は、前年度中に保育園の増改築と新設を行い、定員数を計150人増加させたが、待機児童の減少にはつながらなかった。
最も減らした横浜市では、昨年度中に3600人定員を増加。また、市内18区に保育サービスを案内する専門スタッフ「保育コンシェルジュ」を配置。待機家庭全てに電話をかけるなどして、家庭状況と保育のニーズを聞き取り、個々の状況に対応することで待機児童数の減少につなげた。
茅ヶ崎市保育課は、「茅ヶ崎市は、近隣で状況の似ている平塚市と比較しても、まだまだ定員数が足りません。保育園が不足している」と話す。今後も保育園の増設などによる定員の増加を図る。横浜市のように保育専門の案内スタッフなどを配置する予定はないという。
今年度は、4月に中海岸保育園を新設したほか、2園の保育園を新設する。増改築も含めて、計274人定員を増加させる予定。また、窓口でのニーズ聞き取りを強化し、個々の状況やニーズを把握。一時預かりや特定保育、家庭的保育など、保育サービスの周知も継続して実施していく。
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