萩園いこいの里で行われている「土曜ミュージックサロン」責任者 安藤 明さん 萩園在住 64歳
楽しみながら地元に貢献
○…萩園いこいの里で隔月開催している音楽演奏会「土曜ミュージック・サロン」を手がける。7年目を迎えたこのイベントに、自身がリーダーを務める「アンドーバンド」も年に一回の出演を続けている。「セミプロのミュージシャンや茅ヶ崎交響楽団、自衛隊の楽団メンバーなんて凄い方々が参加してくれたり、地域の方に楽しんでもらっている催しです。(自分の)バンドが出る時は本番に向けて練習で苦しむことも多いんですけどね」。9月15日(土)はアンドーバンドの出番ということもあり、披露する15曲を鋭意練習中だ。
○…生まれも育ちも萩園。平塚の工業高校を卒業後、楽器メーカーに就職した。特に演奏が得意だった訳ではなく、メンテナンス部門に配属されたことがきっかけで、キーボードを習い始めた。40歳代の時、地元で不動産業を起業してからも楽器との付き合いは続き、遂にはリーダーバンドを結成するまでに。「家のことはほとんど面倒見ていないかも。家族の理解あっての音楽活動です」。現在は毎週1回のバンド練習と近隣デイケアセンターなどでのボランティア演奏を定期的に行っている。
○…仕事の傍らに音楽活動、それ以外も観葉植物を育て、水彩画を描いたりと趣味は多彩。「どれも好き勝手に楽しんでいますね。植物も絵も徐々に育っていく感覚が一緒なんだと思います」と話すように、音楽演奏も含め、自らの手で結果を作り上げていくその「過程」を楽しんでいる。
○…土曜ミュージック・サロンを続けている原動力は、地域へ感謝する気持ち。「地元の人たちにこれまで色んなことを教えてもらったし、今萩園で仕事をさせてもらい、成長させてもらいました。自分たちも楽しみながら恩返しみたいな活動をこれからも続けられれば良いですよね」。家族からの”良い趣味なんだから続けていけば?”との言葉を励みに音楽を通じた地域貢献は続いていく。
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