茅ヶ崎版 掲載号:2012年9月21日号
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苦難乗り越え再び世界へ 藤崎直哉さん(デュアスロン)

「応援して下さるすべての人にいい報告を」と藤崎選手
「応援して下さるすべての人にいい報告を」と藤崎選手

 本宿町在住の藤崎直哉さん(28)(茅ヶ崎市消防本部所属)が9月22日(土)、23日(日)にフランス・ナンシーで開催される「2012ITU世界デュアスロン選手権」にエリート日本代表として出場する。

 ランニング・バイク(自転車)・ランニングの複合種目で順位を競い合うデュアスロン。藤崎選手は、母校・松林中時代の同級生で現在はロードバイクのプロレーサーとして先のロンドンオリンピックにも出場した別府史之選手の影響もあり、「いつかは自分もバイクを」と強い思いを抱いていた。大学までは陸上部。以後バイクをスタートしてデュアスロンに打ち込み、毎年行われる日本デュアスロン選手権に出場。これまで世界選手権にも2度出場した。「陸上は自分が強ければ順位や記録に反映されますが、バイクはゴールタイムが評価されるのではなく順位がすべてなんです」と競技の難しさを話す。

大会直前に襲った悪夢

 「(別府選手が活躍する)フランスで開催される世界選手権には必ず出るって競技を始めたときから強く思っていましたし、目指してきました」。そんな思いで挑んだ今年5月の日本選手権。しかし大会前の追い込みをかける今年1月、藤崎選手の両目を思わぬ病魔が襲った。「めったになる病気ではなかったので医師からは失明も覚悟して下さいと言われました。さすがにそのときは覚悟しましたね」と一度は腹を括った。国内予選まで4カ月を切った時期に強いられた闘病生活。「仕事も出来ず、下を向いていないと痛みがひどくてただ寝ているだけの生活を送りました。目を瞑っているとたくさん考え事もしてしまいストレスも抱えていました」。だが、そんな藤崎選手を救ったのはやはり練習だった。「とにかく走るしかない」という一心で室内に設置したローラーの上で、無心でバイクを漕ぎ続けた。「トレーニングに没頭している間はすべてのことを忘れられて一番落ち着きました」

念願のフランス大会へ

 一時は復帰すら危ぶまれたが、辛い闘病生活を乗り越え大会1カ月前から本格始動。「ランニングのはじめの一歩目は感動的でしたよ。もう一度走れるんだって」。特別な思いを胸に挑んだ5月の日本選手権では4位に入賞。自身3度目となる世界選手権の切符を掴んだ。 「応援して下さる全ての方々に感謝の気持ちでいっぱい。いい結果を報告できるように頑張ってきます」。念願のフランスを舞台に新たな挑戦が始まる。
 

バイクのハンドルは赤と白のJAPAN仕様3度目の世界選手権に挑む
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日本選手権では4位入賞
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